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【新刊書】上田義彦『PORTRAIT(普及版』(田畑書店)
¥4,950
20世紀末から今世紀はじめにかけて、写真家・上田義彦が月一回のペースで撮影した38人の肖像(ポルトレ)。 安岡章太郎、大野一雄、白川静、大島渚など昭和を生きた巨匠たちをとらえた写真が、時を超え、繊細なディテールをもって語りかけてくる――当時の編集担当だった弊社社主・大槻慎二による取材記も併録した〈読める写真集〉。 本書に登場する人物 安岡章太郎/大野一雄/森山大道/白川静/大島渚/小川国夫/山本夏彦/丸元淑生/赤瀬川原平/島尾ミホ/山田風太郎/三浦哲郎/宇野亜喜良/東海林さだお/北杜夫/高崎武/吉増剛造/種村季弘/吉本隆明/高岡重蔵/津島佑子/井上洋治/加島祥造/吉行和子/嵐山光三郎/荒木経惟/南伸坊/内海隆一郎/辺見庸/細江英公/関頑亭/梁石日/丸山健二/車谷長吉/佐藤忠良/米倉斉加年/大野晋/城山三郎
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【新刊書】武川佑『真田の具足師』
¥2,200
徳川家康の命を受け、真田隊の「不死身の鎧」の秘密を探るべく上田に潜入した具足師・与左衛門だったが……。著者渾身の傑作長編。
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【新刊書】マーガレット・アトウッド『パワー・ポリティクス』
¥2,200
不穏な空気に包まれたデビュー作の詩集『サークル・ゲーム』(1966)〔彩流社、2020〕と対になる作品。 『サークル・ゲーム』の閉塞的な人間関係から、本作『パワー・ポリティクス』(原著1971)は「権力ゲーム」へとテーマが広がり、そのイメージやモチーフは、後の小説で鮮やかに展開される。 三部構成で45篇が収められ、そのうち十二篇にタイトルがつけられている。各セクションの冒頭には四行からなる短い詩が置かれ、そのセクションの基調をなしている。
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【新刊書】正津勉 撰『若山牧水 歩く人』
¥1,540
人生というロング・トレイルを、歌いながら歩きとおした男がいた──旅と酒をこよなく愛した牧水の数多くの紀行文から、傑作のみを選りすぐったトラベルライティングの決定版! 牧水エッセイ・シリーズ3部作の完結編。 (解説=正津勉)
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【新刊書】南木佳士『根に帰る落ち葉は』
¥1,430
〈「わたし」はここにいます。他者の死が日常の中に頻出する地方病院勤務医の生活に埋もれてしまいそうなとき、臆病な医者はだれかにそう伝えたくて私小説のような文章を書き始めた。〉……それから40年。〈書くために生きてきたのではなく、生きるために書いてきた〉歳月を振り返りつつ、肩ひじ張らず「根に帰る」境地をさぐったエッセイの数々。自己のもっともつらい時期がオーバーラップする作品『山中静夫氏の尊厳死』が絶賛上映中に放つ、《作家生活40年記念・最新エッセイ集》!
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【新刊書】チョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』
¥1,430
韓国で300刷を超えるロングセラーにして、現代の作家たちから多大なリスペクトを受ける名作。急速な都市開発をめぐり、極限まで虐げられた者たちの、千年の怒りが渦巻く祈りの物語。
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【新刊書】カーソン・マッカラーズ『心は孤独な狩人』
¥1,155
1930年代末、恐慌の嵐が吹き荒れるアメリカ。南部の町のカフェに聾唖の男シンガーが現れた。店に集う人々の痛切な告白を男は静かに聞き続ける。貧しい家庭の少女ミック。少女に想いを寄せる店主。流れ者の労働者。同胞の地位向上に燃える黒人医師――。だがシンガーの身に悲劇が起きると、報われない思いを抱えた人々はまた孤独へと帰っていくのだった。著者23歳の鮮烈なデビュー作を村上春樹が新訳。
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【新刊書】『palmstories あなた』
¥1,980
palmbooks第二弾は、掌編小説集。 palm(てのひら)らしい、手になじむ、ずっと持っていたい本です。 書いている作家さんも豪華。 新しく出会う作家さんは、きっと過去作も読みたくなるでしょう。
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さとねこと『しずかに。』
¥880
ふと、まばたきの間に わすれてしまうような 日常の気持ち 青いカバが開店以来ずっと取り扱っている作家さん。 Twitter上で公開されていた「しずかに。」が一冊のzineになりました。 誰もが経験のあるような、ささやかな日常の「呟き」を、さとねことさんにしかできない切り取り方で表現しています。 等身大、かつ新鮮。新しい作家さんの作品を、ぜひ。
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【新刊書】さとねこと『メディうさちゃん』
¥1,100
『しずかに。』が当店ロングセラーのさとねことさんの新作マンガ! その姿を見ると石になっちゃうメデューサのようなうさぎ「メディうさちゃん」の優しさが溢れるマンガです。